作詞作曲グラフィティ<先輩に学ぼう!!>2011/01/04

作詞作曲グラフィティ「作曲の散歩道」今回のテーマは、『先輩に学ぼう!!』です。


2011年度からの このコーナーは ちょっとライトに……気軽に読める感じ、サイズ、テーマで書いて行こうと思います。
力まないで書いていきますので、よろしくお願いいたします(でも、書いていくうちに力が入っちゃうんですよね)。

世界的なシンガーソングライターのエルトン・ジョンが、同じく世界的に有名なシンガーソングライターであり作曲家・音楽プロデューサーのレオン・ラッセルがタッグを組んで発表したアルバム『ザ・ユニオン』は、かなり素敵です。

……たとえば、アルバムの最初の曲"If It Wasn't For Bad"は、レオンの作曲で二人が歌っています。
70年代のレオン・ラッセルをご存じの方なら、「ああ、レオン復活((涙))」と歓喜するに違いありません。まずは、お聴きください。

画面のフォトに登場する白髭のオジサンがレオンです。ポール・マッカートニーと同い年ですが、こちらは、かなりおじいさんに見えてしまいますね。1942年生まれ。

ピアノの使い方! コーラスをつなぐブロックコードのカッコ良さ! そして間奏には、なにやら仕掛けがあります。



間奏の仕掛けは、お分かりでしたでしょうか?

そうエルトン・ジョンの代表作品“Goodbye Yellow Brick Road”のメロディーを使っているのですね。
もちろん、レオンからエルトンへの敬意の証しです。

エルトン・ジョンにとって、レオン・ラッセルは、あこがれのミュージシャンだったそうです。
しかし、そのレオンは、病気や仕事上の判断ミスなどで第一線から長い間退いていました。

「彼とレコードを作ろう!」
エルトンは、あらゆる手段をつかってレオンを探し出し、今回のアルバムにたどり着いたのです。
レオンも、その申し出は本当に嬉しかったに違いありません。

レオンからエルトン・ジョンへの返礼、敬意の証しが、この間奏に凝縮されているのですね。

この渋いアイデア、カッコ良いミュージシャンシップ! これが出来る音楽って素晴らしいですね!

そう、先輩達の作り上げてきた音楽には、学ぶべき点が山ほどあります。
常日頃から、先輩に学ぼう! の精神でいきましょう!

この辺りのお話しを サウンドデザイナー誌の2月号(2011年1月9日頃発売)の 連載「3分でわかる名曲のヒ・ミ・ツ」に書いていますので、良かったらお読みください。

レオン・ラッセルがどんなにカッコ良かったか! 1曲紹介しましょう。

2010年の10月のライブ映像がありました! 
"If It Wasn't For Bad"

カーペンターズもカバーしているレオンの超名曲「ソング・フォー・ユー」を聴いてみましょう。
怖いほどの存在感、素晴らしい歌声、エルトンが憧れるのも無理はないですね !

 

※下のジャケット写真をクリックすると、AMAZONの該当ぺージが開きます。

ユニオン エルトン・ジョン&レオン・ラッセル

追憶の日々 ベスト・オブ・レオン・ラッセル


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